エアコンの内部クリーン乾燥機能とは?

エアコンなんでも相談所

エアコンに搭載されている内部クリーン乾燥機能は、一定時間送風や暖房運転を行って室内機の内部を乾燥させるものです。冷房運転をすると、空気を冷却する際に室内機の内部に結露が生じます。エアコン内部の結露と湿気は、カビを生じさせてしまうもっとも大きな要因です。内部クリーン乾燥機能は、結露を乾燥させることでカビの発生を抑制してくれます。クリーン機能の運転時間はメーカーや使用状況によって異なりますが、20分から2時間程度が一般的です。 内部クリーン乾燥機能は室内機の内側を乾燥させる機能であり、汚れそのものを除去するわけではありません。エアコンの内側には、空気とともに吸い込んだ汚れやホコリなどが付着し、溜まっていきます。衛生を保つためには、定期的にフィルター洗浄を行うなど、お手入れを行っていくことが大切です。

内部クリーン乾燥でエアコン内部のカビ予防が可能に!

エアコン内部のカビは、嫌なニオイがあるだけでなく健康にも被害をもたらします。吹き出し口からカビを吸い込むとアレルギー性鼻炎や、喘息発作のような症状を呈する気管支肺アスペルギルス症の危険もあります。温度が25℃から35℃前後で、湿度が60%以上あるとカビが生えやすくなります。そこにカビの栄養分となるホコリや汚れがあると、カビの生える条件がすべてそろいます。これらの条件を満たしやすくなる季節が夏です。夏型過敏性肺炎は、トリコスポロンやクタネウムというカビが大きな原因となることがわかっています。夏にエアコンを入れると、熱い空気と冷たい空気の温度差で結露が生じます。この結露を放置することが、カビの発生原因です。冷房を使ったあとは、エアコンの内部クリーン乾燥機能を利用しましょう。付いていない場合は送風でも対応可能です。